「うちの猫、水は何日分あれば足りるんだろう」「犬用のキャリー、今のサイズで避難生活は大丈夫?」——ペットと暮らす人なら、防災グッズをひととおり揃えても、この手の疑問だけはっきりしないまま残っていることが多いのではないでしょうか。
そこで今回、姉妹サイトとして、犬猫と暮らす家庭向けの防災診断サイト「ペットそなえ」を立ち上げました。11の質問に答えるだけで、何日分の備えがあるかを数字で示してくれるサイトです。
以前このブログで紹介した「防災リュックチェッカー」は、家族の人数にペットの頭数も加えて持ち出し品を計算する仕組みでした。ペットそなえはそこからさらに一歩踏み込み、猫・犬それぞれの体重やフードの量まで反映した、ペット専用の詳しい診断ができます。
今回は、そのサイトをのぞきながら、何がわかるのかを紹介します。
・フードや水を何日分・何L備えればいいか具体的に知りたい方
・防災リュックチェッカーを使ったことがあり、次はペット専用の診断も試したい方

災害が多い日本だからこそ、ペットの備えは事前にしておきましょう。
ペットそなえとは?犬猫と暮らす家庭のための防災診断サイト
トップページに掲げられているのは、「うちの家族とうちの子で、何が何日分足りていないか」を具体的な数量で示すという考え方です。ゼロから買い揃えるチェックリストではなく、今ある在庫を差し引いた不足分だけを教えてくれるのが特徴です。
「うちの子と何日一緒にいられるか」を数字で出す
サイトの中心にあるのが「うちの子防災診断」というツールです。フードや水の在庫、キャリーの数などを入力すると、何日分の備えが足りているかが数字で返ってきます。

「なんとなく足りていない気がする」で止まっていた不安を、具体的な日数に変えてくれる仕組みです。
出典を明記した公的機関ベースの数字
数字の根拠がはっきりしているのも安心材料です。農林水産省の「災害時に備えた食品ストックガイド」や内閣府、環境省の資料をもとに計算式が組まれていて、出典のない数字は使わない方針が明記されています。個人の体験談だけに頼らない作りは、初めて防災を意識する人ほど心強く感じるはずです。
課題ごとに数の根拠がわかる6つの入り口
ペットそなえには、キャリー・フード・水・トイレ・停電・室温という6つの困りごとから探せるページも用意されています。診断結果を見てから「じゃあフードは具体的にどう計算しているの?」と気になったとき、該当ページで詳しい算出方法を確認できる作りです。


診断結果の数字だけ見ても「へえ、そうなんだ」で終わっちゃうこと、私はよくあります。でも「なぜその数字になるか」まで見られると、次の行動に移しやすくなりますよね。
実際に「うちの子防災診断」をのぞいてみた
どんな流れで診断が進むのか、実際にページを開いてみました。
質問はまず「犬や猫と暮らしていますか」から
最初の質問は「犬や猫と、暮らしていますか」。頭数を「−」「+」ボタンで入力していく、シンプルな作りです。全部で11ページ、答え終わるまで体感で30秒ほどでした。
登録は不要で、入力した内容は端末の中だけで計算されます。

猫と犬、それぞれのページで見つけた具体的な数字
診断とあわせて読んでおきたいのが、猫・犬それぞれの専用ページです。サイトに掲載されている計算例(猫3.5kg・犬7.5kgの中型犬)で7日分の必要量を並べてみると、体格による違いがよくわかります。
| サイト掲載の計算例 | 猫(体重3.5kg・1頭) | 犬(中型・体重7.5kg・1頭) |
|---|---|---|
| フード7日分 | 280g(1日40g) | 1,050g(1日150g) |
| 飲料水7日分 | 約1.3L(体重1kgあたり50mL/日) | 約2.7L(体重1kgあたり50mL/日) |
| 家族用水7日分 | 42L(1人1日3L×2人×7日、共通の目安) | |
猫のページで強調されているのは「いざというとき、猫が見つからない」という問題です。地震の揺れや大きな音に驚いた猫は、家具の裏や隙間に入り込んでしまいます。
だからこそキャリーと猫砂を最優先で備えるべきだと書いています。猫砂は水や食料と違って代わりがきかず、置き場所も取るからです。
犬のページで印象的だったのは、排泄の問題でした。外でしか排泄しない子は、道路が使えない状況でいちばん困る、とはっきり書かれています。大型犬になると10kg超で階段移動が難しくなり、25kg以上は大人2人でも運ぶのが厳しいという指摘もあります。
避難所が鳴き声や臭いへの配慮で受け入れを断ることもあります。そのため在宅避難を前提に備えるという発想は、犬にも猫にも共通しています。

数字を見比べると、フードも水も犬の方が量が必要なんですよね。うちの子の体重に合わせて考えないと、備蓄量ってこんなに変わるんだと実感できます。
わが家の防災リュックチェッカーと組み合わせて考える
ペット専用の数字が固まったら、次は家族全体の持ち出し品です。以前紹介した無料アプリ「防災リュックチェッカー」は、大人・子ども・高齢者・ペットの人数を入れるだけで、必要な持ち出し品と数量を自動で計算してくれます。

防災リュックチェッカーの家族構成にもペットの頭数を入れる項目はありますが、あくまで人数分の持ち出し品を数えるための簡易的な入力です。フードや水を何g・何L備えるかまでは計算しません。その細かい部分を補ってくれるのが、ペットそなえです。
「ペットの日数と量」はペットそなえで、「家族全体の持ち出し品」は防災リュックチェッカーで——役割を分けて考えると、どちらも抜け漏れなく整えやすくなります。
もっと詳しく知りたい方は、ペットそなえの在宅避難の考え方や、数字の根拠のページもあわせて読んでみてください。診断はトップページから直接どうぞ。

防災リュックチェッカーで家族全体の量を出して、ペットそなえでうちの子の分を細かく詰める。この順番で見ていくと、抜けが少なくなると思います。
まとめ
今回は、犬猫と暮らす家庭向けの新しい防災診断サイト「ペットそなえ」を紹介しました。
- ペットそなえは、りんねブログの姉妹サイトとして公開された犬猫向けの防災診断サイト
- 「うちの子防災診断」は全11問・約30秒。登録不要で、入力は端末内だけで計算される
- 数字の根拠は農林水産省・内閣府・環境省の資料に基づき、出典のない数字は使わない方針
- 猫は「見つからない」問題、犬は「排泄」問題への備えが特に重要
- 「ペットの数」はペットそなえ、「家族全体の持ち出し品」は防災リュックチェッカーと役割分担するとよい
何から手をつければいいかわからないときほど、数字にしてもらうのが一番の近道です。まずはペットそなえの診断を開いて、非常時の備えが何日分あるか、実際に確かめてみてください。
りんねのひとこと

防災グッズって「人間の分」だけで頭がいっぱいになりがちですが、ペットのいる家庭は追加で考えなきゃいけない量があるんですよね。犬派か猫派かでも必要な備えがこんなに違うなんて、作りながら初めて知りました。
※本記事の内容は2026年8月時点で「ペットそなえ」に掲載されていた情報をもとにしています。必要な数量はペットの体重や頭数によって変わるため、正確な計算は実際にサイトの診断をお使いください。
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