静岡市の中心部、駿府城公園の一角に「紅葉山庭園」という回遊式の日本庭園があることをご存じでしょうか。徳川家康公が晩年の10年間を過ごした駿府城の跡地に、駿河の名勝を凝縮して作られた庭園です。園内には池・築山・茶室が配置されており、四季を通じて散策が楽しめます。
駿府城公園そのものは入園無料で気軽に立ち寄れますが、紅葉山庭園は一部有料エリアのため、事前に基本情報を確認しておくと安心です。
・徳川家康ゆかりの地を静岡で巡りたい方
・紅葉シーズンの日本庭園を探している方

駿府城公園・紅葉山庭園について

駿府城は、徳川家康公が天正13(1585)年に築城した城です。将軍職を退いたのちの慶長12(1607)年からは大御所としてこの地に入り、75歳で亡くなるまでの晩年を過ごしました。現在の駿府城公園には天守閣は残っていませんが、東御門・巽櫓・坤櫓が伝統工法で復元されており、家康公ゆかりの地として散策やお堀めぐりを楽しめます。
公園自体は入園無料で、出入りも自由です。
紅葉山庭園は、その駿府城公園の敷地内にある有料の日本庭園です。「遊びと楽しさ」をテーマに、駿河の名勝(伊豆の海岸線・富士山・安倍川など)を池や築山で表現した回遊式庭園となっています。園内には茶室「清月庵」や、抹茶をいただける立礼席も設けられています。

駿府城公園全体は無料で歩けるのに、庭園の中だけ有料というのは意外と知られていないポイントです。「駿府城公園に行ったのに庭園を見逃した」とならないよう、入口の場所は事前に確認しておくのがおすすめです。
基本情報
| 施設名 | 紅葉山庭園(駿府城公園内) |
| 住所 | 静岡県静岡市葵区駿府城公園1-1 |
| 開園時間 | 9:00〜16:30(入園は16:00まで) |
| 休園日 | 月曜日(祝日の場合は営業) 年末年始(12月29日〜1月3日) |
| 入園料 | 大人150円、小人50円 ※20名以上の団体は大人120円、小人40円 駿府城公園の全施設*共通券は大人360円、小人120円 *東御門・巽櫓、坤櫓、紅葉山庭園 |
| 駐車場 | 公園専用の駐車場はなし 市民文化会館前駐車場など周辺の有料駐車場を利用ください |
| アクセス | 【電車】 ・JR「静岡駅」から徒歩約15分 ・静岡鉄道「新静岡駅」から徒歩約12分 【車】 ・東名高速 静岡ICより車で約17分 ・新東名高速 新静岡ICより車で約18分 【バス】 ・JR静岡駅/新静岡駅から中部国道線/丸子線/安倍線などの路線バスで「県庁・静岡市役所葵区役所前」バス停で下車し、駿府城公園東御門・巽櫓まで徒歩3~5分。 |
| 問い合わせ | 054-251-0016 |

入園料は大人150円とワンコインでお釣りがくる金額です。東御門・巽櫓・坤櫓もあわせて見るなら共通券のほうがお得なので、当日の予定に合わせて選ぶとよいと思います。
アクセス・駐車場
紅葉山庭園はJR「静岡駅」から徒歩約15分、静岡鉄道「新静岡駅」からは徒歩約12分です。
駿府城公園そのものは広いため、庭園の入口(静岡市葵区駿府城公園1-1周辺)を目的地に設定しておくと迷いにくいです。

公園専用の駐車場はないので、車で行く場合は市民文化会館前駐車場など周辺の有料駐車場を事前に調べておくと安心です。静岡駅から近いので、電車でのアクセスもおすすめです。
実際に歩いてみた|紅葉山庭園の見どころ「4つの庭」
紅葉山庭園は、入口から奥に向かって「里の庭」「海の庭」「山里の庭」「山の庭」という4つのエリアを順路に沿って巡る構成になっています。
里の庭・海の庭|入口から広がる庭園の景観
入口を入ってすぐの「里の庭」は、牡丹・梅林・花菖蒲が植えられたエリアで、四阿からの眺めがよいのが特徴です。
紅葉も真っ赤に染まって非常に美しい光景を見ることができます。

続く「海の庭」では、伊豆の代表的な風景(城ヶ崎・七滝など)が池の石組みで表現され、三保の松原を模した州浜も広がります。訪れたのは紅葉の時期でしたが、園内の池の水面に紅葉が映り込む景色が特に見応えがありました。

山里の庭|富士山を表した築山と池
「山里の庭」は、駿河の象徴である富士山を築山(人工の山)で表現したエリアです。中腹に設けられた展望台からは庭園全体を見渡せ、安倍川の流れをイメージしたゴロタ石の州浜もあります。池越しに静岡市街地の高層ビルが見えるところもあり、伝統的な庭園と現代の街並みが同時に見られる不思議な眺めでした。



庭園の中から静岡の街並みが見えるのは、静岡駅からすぐという立地ならではだと思います。ビル街のすぐそばにこれだけ本格的な日本庭園があるのは、正直歩いてみるまで想像していませんでした。
山の庭・茶室「清月庵」|散策路の終点でひと休み
順路の終点にあたる「山の庭」は、左右2本・二段落ちの滝が主な見どころです。


庭園内には茶室「清月庵」と立礼席(椅子に座っていただく形式の喫茶スペース)があり、散策の合間にお抹茶や煎茶で休憩できます。

歩き疲れたタイミングで甘いお菓子とお茶をいただけるのは、庭園ならではの楽しみ方だと思います。


静岡市はお茶の産地でもあります。さとふるで「静岡市」を探すと、静岡茶やほうじ茶の詰め合わせなどが、ふるさと納税のお礼品として見つかります。
よくある質問
駿府城公園と紅葉山庭園は同じ場所ですか?
紅葉山庭園は、駿府城公園の敷地内にある日本庭園です。駿府城公園全体は入園無料・出入り自由ですが、紅葉山庭園はその中の一部有料エリア(大人150円)となっています。
所要時間の目安はどれくらいですか?
4つの庭をひと通り歩いて、茶室で休憩する時間も含めると30分〜1時間程度が目安です。写真を撮りながらゆっくり回る場合は、もう少し余裕を見ておくとよいと思います。
紅葉の見頃はいつ頃ですか?
例年11月下旬〜12月上旬が見頃とされています。年によって色づきの時期は前後するため、訪れる直前に最新の紅葉情報を確認することをおすすめします。
東御門・巽櫓ともあわせて見学できますか?
はい。紅葉山庭園・東御門・巽櫓・坤櫓をまとめて見られる共通券(大人360円・小人120円)があります。どれも駿府城公園内にあるので、あわせて訪れるのがおすすめです。
まとめ

- 紅葉山庭園は駿府城公園内にある回遊式日本庭園。公園自体は無料だが庭園は有料(大人150円)
- 「里の庭」「海の庭」「山里の庭」「山の庭」の4エリアを順路に沿って巡る構成
- 茶室「清月庵」と立礼席があり、散策の合間にお抹茶や煎茶で休憩できる
- JR静岡駅から徒歩約15分。公園専用駐車場はないため、周辺の有料駐車場か電車の利用がおすすめ
あわせてどうぞ
家康公が生まれた岡崎城と、同じ静岡県の三島スカイウォークも、写真で紹介しています。


りんねのひとこと

駿府城公園というと東御門・巽櫓のイメージが強かったのですが、実際に歩いてみると紅葉山庭園の作り込みの丁寧さに驚きました。三河・愛知エリアからも新幹線や車で日帰りできる距離なので、紅葉シーズンのお出かけ先の候補にしてもらえたらうれしいです。
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