夏になると、お弁当の保冷や外出時の暑さ対策として、保冷剤や凍らせたペットボトルを使う機会が増えます。
なんとなく冷たいものをそのまま使っている方が多いと思いますが、実は「水の量」「肌への当て方」「冷やす場所」の3つを知っているかどうかで、効果も安全性も変わってきます。

今回は、保冷剤や凍らせたペットボトルを、身近なモノとして正しく・安全に使うコツをまとめました。
・保冷剤を安全に使いたい方
・暑い日に効率よく体を冷やしたい方
冷凍ペットボトルの正しい作り方は「水8〜9割」
ペットボトルに水を入れて凍らせるだけの、手軽な自家製保冷剤。
ここでよくある失敗が、水をキャップぎりぎりまで満タンに入れてしまうことです。

水は凍ると体積がおよそ1割ほど増えるので、満タンのまま凍らせるとボトルが破裂してしまうことがあります。
水は8〜9割程度にとどめ、キャップの下に少し空間を残しておくのが正しい作り方です。
冷凍庫で数日ほどしっかり凍らせれば完成です。

保冷剤を肌に直接当てるのはNG
キンキンに冷えた保冷剤や凍らせたペットボトルを、そのまま肌に当てていませんか。
凍った保冷剤の表面は氷点下近くまで冷えていることがあり、長時間じかに当て続けると、皮膚が「凍傷」に近い状態になってしまうことがあります。
薄いタオルやハンカチで1枚くるんでから当てるだけで、リスクをぐっと下げられます。
毎回タオルを用意するのが面倒なときは、はじめから布カバーが付いた首用の保冷剤を使うのも一つの方法です。くるむ手間なく、そのまま当てられます。

体を冷やすなら「3つの急所」を狙う
暑さで体がつらいとき、なんとなくおでこや背中を冷やしがちですが、実はもっと効率のよい場所があります。
それが、首の付け根の両脇・脇の下・脚の付け根(そけい部)の3か所です。

どれも皮膚のすぐ下に太い血管が通っている場所なんです。

厚生労働省の熱中症予防情報でも紹介されている考え方で、太い血管が皮膚のすぐ下を通っているこの3か所を冷やすと、冷やされた血液が体全体を巡り、効率よく体温を下げられるとされています。
おでこや腕を冷やすのももちろん気持ちいいものですが、「早く・効率よく」冷やしたいときは、この3か所を意識してみてください。

冷やしすぎにも注意
効率がいいからといって、1か所を長時間冷やし続けるのもおすすめできません。
冷たさが強すぎたり当てる時間が長すぎたりすると、凍傷に近い状態になるリスクが高まるほか、体が必要以上に冷えてかえって体調を崩すこともあります。
「気持ちいい」と感じる範囲で、10〜15分程度を目安に様子を見ながら使うのが安心です。
めまいや吐き気など熱中症を疑う症状が強いときは、保冷剤で様子を見るのではなく、涼しい場所や日陰への移動と医療機関への相談を優先してください。

まとめ
今回は、保冷剤や凍らせたペットボトルを安全かつ効率よく使う3つのコツをお伝えしました。
- ペットボトルを凍らせるときは水を8〜9割にする(破裂防止)
- 肌に直接当てず、薄い布に巻いてから使う(凍傷防止)
- 冷やすなら首・脇の下・そけい部の3か所を狙う(効率アップ)
どれも道具を新しく買う必要はなく、今日から意識するだけでできることばかりです。ぜひ今年の夏の暑さ対策に取り入れてみてください。
りんねのひとこと

私は保冷剤を布巾でくるんで首の後ろに当てるのが定番です。首の付け根はよく冷えるので、暑い日の家事の合間にちょうどいいですよ。
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