岐阜県多治見市の「多治見市美濃焼ミュージアム」は、美濃焼の歴史と今の作品を紹介するミュージアムです。
美濃焼の代表的な様式である志野や織部という名前は聞いたことがあっても、いつ、どこで作られてきたのかまでは知らない方も多いのではないでしょうか。
このミュージアムでは、約1400年続く美濃焼の流れを、実物の器と解説パネルでたどれます。他にも、人間国宝・荒川豊蔵の作品を展示する部屋もあります。
この記事では、常設展示の様子を写真で紹介します。観覧料や開館時間、無料駐車場、バスでの行き方もまとめました。
多治見で焼き物の歴史にふれられる場所を探している方は、参考にしてください。
・多治見市美濃焼ミュージアムの観覧料や開館時間を知りたい方
・車やバスでの行き方、駐車場を確認したい方


常設展示の観覧料は大人320円で、高校生以下は無料です。駐車場も無料なので、家族でも出かけやすいですよ。
多治見市美濃焼ミュージアムはどんな所?
多治見市美濃焼ミュージアムは、美濃焼の資料を集めて紹介するミュージアムです。もとは岐阜県の「岐阜県陶磁資料館」で、2012年(平成24年)に多治見市へ移管されて今の名前になりました。
収蔵している資料は約5万点。平安・鎌倉時代の陶器から桃山時代の焼き物、磁器、現代の陶芸作品までそろっています。
常設展示は、飛鳥時代の須恵器から現代の作家までをたどる「美濃焼1400年の流れ」と、美濃を代表する陶芸作家の作品を集めた「現代美濃陶芸の精華」です。展示品は定期的に入れ替わります。
2016年(平成28年)4月には「荒川豊蔵展示室」も開設されました。荒川豊蔵は、瀬戸黒と志野の技術で人間国宝に認定された陶芸家です。

美濃からは、6人もの人間国宝が生まれているそうです。焼き物のまちならではの展示ですね。
基本情報
| 施設名 | 多治見市美濃焼ミュージアム |
| 住所 | 〒507-0801 岐阜県多治見市東町1-9-27 |
| 開館時間 | 9:00〜17:00(入館は16:30まで) |
| 休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌平日) 年末年始(12月28日〜1月3日) |
| 観覧料 | 大人320円 大学生210円 高校生以下無料 ※特別展は別料金 ※支払いは現金のみ |
| 駐車場 | 無料(普通車50台・大型車4台) |
| アクセス | 【車】 東海環状自動車道「土岐南多治見IC」から約10分 中央自動車道「多治見IC」から約15分 【バス】 多治見駅前からききょうバス(おりべルート)で約20分、「美濃焼ミュージアム前」下車(土・日・祝日のみ運行) 【タクシー】 JR多治見駅から約10分 |
| 電話 | 0572-23-1191 |
障害者手帳の交付を受けている方とその付き添いの方1名も、観覧料は無料です。

特別展が開催されている場合は料金が変わるので要注意です。出かける前に、公式サイトで開催中の展覧会と観覧料を確かめておきましょう。
多治見市美濃焼ミュージアムは、愛知・岐阜の施設をめぐる「見にトリップスタンプラリー」のスタンプ設置施設でもあります。
所要時間の目安
本施設を見て回る際の所要時間の目安ですが、常設展示を観覧する場合は30分ほどあれば見て回れるくらいの感覚で訪問すると良いでしょう。
特別展や企画展もじっくり見る方や、抹茶体験(30分程度)に参加する方は、その分の所要時間がさらに追加されるイメージです。
マップ
実際に歩いてみた!多治見市美濃焼ミュージアムの見どころ
まずは入口へ
道路沿いの入口には、「多治見市美濃焼ミュージアム」と書かれた壁があるので、ひと目で分かります。

建物の前は広い駐車場になっていました。駐車可能な台数は普通車が50台で、大型車が4台です。

館内の様子
館内に入ってすぐ左手では、動画で美濃焼について説明しているコーナーがあります。

入口近くには館内図もあります。
中庭を囲むようにギャラリーが並び、受付から順路が示されています。

チケットを買って展示室へ
展示室に入るため、入口からすぐ右手にある受付でチケットを購入しましょう。
私が訪問した2026年10月時点では、多治見市在住の陶芸作家である鈴木徹さんが2024年度に多治見市指定無形文化財「織部」の保持者に認定されたことを記念した特別展が開催されていました。


私が訪れた時は、特別展が開催されていたため、料金は通常時の320円から500円となっていました。
展示物を見て回ろう!
広い展示室には、壁ぎわに長いガラスケースが続き、器がずらりと並んでいます。壁には時代ごとの解説パネルがあります。

パネルの下には年表があり、それぞれの話がどの時代のことなのかがひと目でわかります。

美濃焼の歴史を知ることができました。
陶芸家・加藤孝造さんから贈られた、志野と瀬戸黒の技術で人間国宝の認定第一号となった荒川豊蔵さんの作品を展示している「荒川豊蔵展示室」もあります。

展示室では、漆黒の艶を持つ「瀬戸黒茶碗」を鑑賞できます。


私が訪れた時は、多治見工業高校専攻科と名古屋芸術大学の交流展が開催されていました。工芸文化を学んでいる方々が作成した作品も多く飾られており、面白い着眼点・発想力に目を奪われます。
美濃焼の歴史を知ったあとは、毎日使う器を探してみるのも楽しいです。多治見市のふるさと納税のお礼品には美濃焼の器があり、さとふるで「多治見市」を探すと、美濃焼の小皿や丼のセットなどが見つかります(お礼品の内容や寄付金額は時期によって変わります)。
よくある質問
観覧料はいくらですか?
常設展示は大人320円、大学生210円で、高校生以下は無料です。
特別展は別料金で、展覧会ごとに異なります。
館内で写真は撮れますか?
館内図と入口の案内板には「写真撮影可 一部作品を除く」とあります。
撮影できない作品もあるので、展示ごとの表示を確かめてください。
抹茶は飲めますか?
公式サイトによると、館内の立礼茶室で抹茶体験(1,000円)ができます。人間国宝など美濃を代表する作家の茶碗を使い、月替わりの「今月の茶碗」は公式サイトのお知らせで案内されています。
バスで行けますか?
多治見駅前から、多治見市のコミュニティバス「ききょうバス」(おりべルート)で約20分です。運行は土・日・祝日だけなので、平日は車かタクシーで向かいましょう。
まとめ

- 多治見市美濃焼ミュージアムは、約1400年の美濃焼の流れと、美濃の陶芸作家の作品を紹介するミュージアム
- 常設展示の観覧料は大人320円・大学生210円・高校生以下無料。特別展は別料金
- 開館は9:00〜17:00(入館は16:30まで)。月曜(祝日の場合は翌平日)と年末年始は休館
- 無料駐車場は普通車50台。バスは土・日・祝日だけ運行のききょうバスで「美濃焼ミュージアム前」下車
- 荒川豊蔵の作品を集めた「荒川豊蔵展示室」もある
出かける前に、公式サイトで開催中の特別展と観覧料を確かめておくと安心です。美濃焼の歴史を知ってから焼き物めぐりをすると、器の見え方が変わりますよ。
あわせてどうぞ
同じ多治見市のとうしん美濃陶芸美術館では、美濃の陶芸作家の作品を無料で見られます。焼き物のまちの美術館は、愛知県の高浜市にもあります。


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りんねのひとこと

日用の器から人間国宝の茶碗まで、美濃焼の昔と今がひとつの館で見られます。年表つきのパネルを読みながら回ると、焼き物に詳しくなくても流れがつかめますよ。
まずは公式サイトで開催中の展覧会を確かめて、出かける日を決めてみてください。
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