今回は、山梨県大月市にある岩殿山まで日帰りで散策してきました。
周遊するコースや登頂するコースなど様々ありますが、最短コースではわずか30分ほどで頂上まで辿り着けて富士山を見ることができますし、お時間があればぜひ登頂だけでなく周囲を散策してみるのも良いのではないでしょうか。
今回の記事をご覧いただくことで、山梨県の桃太郎伝説で有名な岩殿山やその周辺の歩き方が分かるようになります。
登る際には注意すべき点もありますが、簡単に山登りをしてみたい方にはお勧めできるスポットでもありますので、ぜひ最後までご覧ください。
大月市は観光に力を入れており、観光ガイドマップからもその様子が伝わってきます。
大月駅周辺にはお土産にしたいたくさんの名物がありますのでぜひ楽しんで頂きたいです。とくに饅頭!
岩殿山(いわどのさん)とは
岩殿山は山梨県大月市にある、露出した岩肌が特徴の標高634mの山です。
その高さは東京スカイツリーと同じ高さに匹敵しており、大月市の象徴として市民からも親しまれているようです。
岩殿山の山頂からは壮大な富士山の景色が見られることから、「山梨百名山」や「秀麗富嶽十二景」にも選定されている名低山として知られています。
JR中央線の大月駅から岩殿山の山頂までも約1時間程度で登れるため、初心者だけでなく子連れ家族さんの登頂も可能ですよ。
*注意!
2019年8月27日、岩殿山・鏡岩の壁面一部が剥がれ、その落石により登山道が被害を受けました。
鏡岩の壁面からの落石が今後も起きうる可能性が考えられ、登山者の安全確保のために強瀬側の登山道は、ふれあいの館から稚児落し方面への分岐までの間の通行が禁止され、強瀬側から山頂へは行くことができなくなっています。
山頂へ行く場合は、畑倉側の登山口か浅利側の登山口(稚児落し経由)をご利用ください。
基本情報
アクセスなどの基本的な情報をまとめてみました。
大月駅から近いのが魅力的です。
周囲には宿泊施設も整っていますので、甲州街道を巡る旅や秀麗富嶽十二景に名を連ねる他の山々を巡ることができます。
所在地 | 〒401-0002 大月市賑岡町岩殿 |
写真館の営業期間 | 9:00〜16:00 |
写真館の休館日 | 月曜(月曜が祝日の場合翌日)、年末年始 |
アクセス | 大月ICから車で10分 大月駅から入口まで徒歩20分 |
料金 | 無料 |
所要時間 | 最短30分ほど~約4時間 |
駐車場【無料】 | 駐車場あり(10台ほど) |
施設・サービス | 補助犬受け入れ トイレ設備あり 自販機あり |
マップ
ふれあいの館
岩殿山中腹の丸山公園内にある”ふれあいの館”は中世のお城を模した建物となっています。
1階には大月市出身の山岳写真家である白籏史朗さんが撮影した写真館があり、2階には大月市が開催している富士山をテーマとした写真コンテストの入賞作品が展示されています。
頂上するにあたりトイレがある最後の場所となりますので、ここでしっかり休養・準備をしてから挑みましょう。
ふれあいの館は無料で入館できました。受付のお兄さんも親切に対応してくれます。
展示されている写真はどれも美しいものばかりでしたので、この感動を皆さんにも体験してほしいところです。
イベント
毎年、3月下旬から4月中旬にかけて、大月さくら祭りが開催されます。
期間中はふれあいの館周辺にて花見席が用意され、岩殿山公園のライトアップも行われるので、風流な夜桜を楽しむことができますよ。
散策してきました
岩殿山丸山公園市営駐車場に無料で駐車できるので、有難く利用させていただきました。
そこから3分ほど道路を登っていくと、強瀬登山口を見つけることができます。
強瀬登山口
ここから登山口(2021年7月現在、この登山口は利用できません)やふれあいの館へいくことができます。
自然に囲まれて、人工的に作れた歩道を進んでいきます。
周りを見渡すと鹿がいたりします。
けっこう大きな音を立ててゴソゴソ動くので、意外と見つけやすいと思います。
(でも熊の可能性もあるので注意しておきましょう)
一旦休憩できるポイントがあります。ここを進むともうすぐふれあいの館が見えてきますよ。
ここからの景色も絶景です。
さらに進むとふれあいの館に到着します。
ここより先はトイレがないので、ここでしっかり準備をしておきましょう。
2021年7月現在、強瀬登山口は通行禁止となっているので、こちらから頂上へいくことは叶いませんでした。
畑倉登山口
強瀬登山口からは登頂できないため、別ルートを探しました。
ここから更に10分ほど歩いた先に畑倉登山口を発見。こちらからも登頂可能です。
この先には…。
自然の中を進んでいきます。強瀬登山口よりも人工物は少ないですね。
鬼の岩屋はこちらから行くことができます。
上の写真は道中の写真を撮影したものですが、前日に雨だった影響もあって慎重に歩む必要がありました。
ある程度進むとこのように案内板があります。
まずは鬼の岩屋に向かいました。
上の写真は鬼の岩屋までのルートです。(奥にはすでに目的地の鬼の岩屋が見えています)
左側は沢となっており、滑り落ちると大変なことになります。
しかし安全ロープや柵などはないため、注意して進んでください。
子供連れで行く場合や、雨などで地面の様子が不安定な場合は特に注意が必要です。
不安そうなら諦めた方が良いでしょう。
まずはご自身の命を大事にしてください。
こちらが鬼の岩屋になります。
前日に雨だったせいか少量の水が流れ落ちる滝を形成しています。
雨量の多い時にできる滝は絶景だそうですが、その場合は道中が危ないので無理してまで見に行くのはあまりお勧めできそうにありません。
鬼の岩屋は昔、岩殿山の鬼が住処にしていたと言われる洞窟です。
正式には「新宮洞窟」と言い、岩殿山鬼スポットのひとつのようです。
中々幻想的な風景で、洞窟の中は、人が座れるような岩がいくつか並んでいました。
本当に鬼が居たのではないかという佇まいを感じられましたね。
なお、落盤注意の案内があるため立ち入りには注意が必要です。
先ほどの案内板のところまで戻り、もう片方のルートを進むと約40分ほどで岩殿山の頂上へ向けて進むことができます。
私もある程度進んでいきましたが今回は地面の状態が悪く、滑り落ちる可能性があるため登頂は途中で断念。
ブログを書く身としては登頂した写真を撮りに行きたいところでしたが、今回は自身の安全を最優先とさせていただきました。
また天気の良い日にでも再トライしたいと思います。
まとめ
今回は桃太郎伝説が言い伝えられている、山梨県大月市にある岩殿山の周囲を散策しました。
一年を通して様々な景色を見せてくれる他、初心者向けでもあるので、いつ登っても楽しい岩殿山です。
しかし2021年7月現在は、いくつかあるルートのうち最もメジャーであろう強瀬登山口からは山頂へ行くことができないことは気に留めておいてください。
登山をしなくても鬼の岩屋やふれあいの館など見て楽しい観光地がありますし、大月駅周辺には饅頭を中心に名物品も多く、実はバーベキューや釣りを楽しめるスポットもあったりします。
登山は気軽に挑戦すると大変な目にあうことがありますので、下記のことは意識しておきましょう。
・体調不良時は登山を控える
日頃の体調管理に加え当日の検温を測定し、少しでも風邪症状や体調不良が感じられたら入山を控えましょう。
・混雑を回避する登山計画により行動する
混雑期を避けて少人数で入山しましょう。
休憩場所や山頂ではマスクを着用し、他の登山者と一定の距離を取るなど、各自でできる感染防止対策の取組みをしましょう。
りんね☆のひとこと
今回の岩殿山周辺の散策は日帰りで楽しむには十分でした。
駅から近いのも好ポイント!
大月市はそこかしこに歴史的なロマンを秘めた緑豊かな市街地です。
他にも楽しいイベントや観光地を持っている地域ですので、その全てを楽しむにはとても一日では足りません。
ふらっと立ち寄って楽しむのも良いですが、スケジュールを立てて存分に観光することもできるので皆さんの感覚に合わせて楽しんでくださいね。
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