働かずに、好きなことだけして生きていく。
そんな理想を叶える手段として、私は配当金・分配金で少しずつお金に働いてもらう投資を続けています。
このブログでは、私が実際に投資している個別株やJ-REIT ETFの記事を1本ずつ主に紹介してきましたが、「そもそも私がどんな考え方で銘柄を選んでいるのか」をまとめた記事がまだありませんでした。そこで今回は、私の資産形成の”軸”となる4つの考え方と、これから投資を始める方へのロードマップをまとめます。

個別の銘柄記事を読む前に、まずこの記事で「私の頭の中」を知ってもらえると、各記事がより読みやすくなるはずです。
・配当金・分配金投資に興味はあるけど何から選べばいいかわからない方
・J-REITと高配当株、どちらから手をつければいいか迷っている方
この記事を読むと、私が銘柄を選ぶときに大事にしている考え方と、資産形成カテゴリのどの記事から読み進めればいいかがわかります。難しい専門用語はできるだけかみくだいて説明するので、投資が初めての方でも安心して読んでくださいね。
なぜ配当金・分配金にこだわるのか
株式投資と聞くと、株を「安く買って高く売る」ような値上がり益(キャピタルゲイン)を狙う感じをイメージする方が多いかもしれません。もちろんそれも投資の醍醐味のひとつですが、値上がり益は売るまで確定しませんし、株の値動きが想定と違う場合には利益どころか資産がマイナスになるので、日々の値動きに一喜一憂しやすいという側面もあります。
一方で配当金や分配金による利益(インカムゲイン)は、株や投資信託を持ち続けているだけで受け取ることができ、年に数回、決まったタイミングでお金が振り込まれます。株価が多少上下しても、保有を続けている限り受け取れるので抱えるストレスが少なく済むので、長期的な目線で投資したい私にはこちらのほうが性に合っています。

株価を毎日チェックしなくて良いので、他の仕事や作業があっても株に意識を向けなくて済みますし、配当金や分配金が入金されたときの、「何もしてないのにお金を手に入れた」という感じが優越感も感じられて心地良いです。
私の資産形成・4つの考え方

①値上がり益より「毎年・毎月のお金の流れ」を大事にする
銘柄を選ぶときにまず見るのは、株価の値上がり予想ではなく「配当利回り」や「増配傾向」、「配当・分配の権利月」です。
配当利回りというのは、投資した金額に対して、どれくらいお金を貰えるかです。
ある株Aに10万円投資して、年間4,000円の配当金が出るのなら、その株Aの配当利回りは、4,000円÷10万円で4%と計算できます。

基本的には3%以上あれば高配当株と言われ、積極的に狙っていきたいところです。
ただし、配当利回りが5%を超えているようなら、少し疑いを向けます。
具体的には、今回だけ配当が多いとか、業績が悪くて株価が下がっていて、会社が潰れる可能性がある、もしくは、次回から配当金がなくなるのではないか、などを調べます。
配当利回りが高すぎると、逆に何か問題があるのではないかと疑った方がいいです。
そんな株銘柄に手を出すと、あとで配当金が出なくなるなどして後悔することになります。

増配傾向は、配当金が毎年増えているかの傾向を見ます。
例えば株Aのここ数年の配当状況を見て、10期連続増配などがあれば毎年増配を続けていることがわかるので安心して投資できると判断します。一方で、直近に減配や無配があれば、今後も同様の可能性があると考えて投資はしません。

配当金が3,000円貰える株に10万円を投資したあと、毎年増配が続けば、5年後には配当金が1万円になっている可能性があります。こうなると、実質的な配当利回りは3%から10%に増えているのと同等です。
こうなると10年で元が取れますから、増配傾向はしっかり確認します。
配当・分配の権利日をチェックすると、いつ配当金が貰えるのかが分かります。
例えば株Aの配当権利日が3月末であれば、3月末までに株を持っていれば、その1,2か月後あたりに配当金が入金されます。
これは株ごとに違っていて、3月と9月の年2回だったり、不動産を扱うJREIT銘柄であれば年に4回貰えることもあります。

配当権利日が3月末の場合、実際にはその2営業日前あたりには株を購入して保有している必要がある点には要注意です。
極端に言えば、株価の上がり下がりはあまり気にしません。配当利回りや増配傾向の銘柄であれば、決まった時期にお金が振り込まれ続けるので、それだけで十分に価値があると考えています。
②”毎月分配”の罠銘柄より、権利確定月をずらして実質毎月化
銘柄の中には毎月分配金がもらえる銘柄もあったりします。
毎月お金が振り込まれるので嬉しい気持ちにはなるのですが、そのような銘柄の中には、実は分配金の一部が元本の取り崩しになっている”罠銘柄”も少なくありません。パッと見はお得に感じても、長期的には資産が目減りしていた、というケースもよく聞きます。
そこで私は、年4回など決まった時期に分配金を出す良質な銘柄を、権利確定月がずれるように複数組み合わせるようにしています。たとえば2・5・8・11月に分配があるJREIT銘柄と、1・4・7・10月に分配があるJREIT銘柄を両方持てば、ほぼ毎月どこかから振り込まれる状態を”手作り”できます。

1本で無理に毎月分配を狙うより、良い銘柄を組み合わせるほうが、結果的に安心して長く持てると感じています。
③下落は買い増しのチャンス。長期保有で気にしない
JREIT銘柄や高配当株は、株式市場全体が荒れると株価が大きく下がることもあります。ただ、JREITの家賃収入や個別株の事業収益を背景に配当・分配金を出す仕組み自体が崩れていないなら、値下がりはむしろ「同じ金額でより多くの口数・株数を買えるチャンス」と捉えるようにしています。
短期の値動きに慌てて売ってしまうと、せっかくの分配金という果実を受け取る前に手放すことになりかねません。長期で保有し続ける前提だからこそ、下落局面でもどっしり構えていられます。

④信託報酬の低さと分散を意識する
JREIT銘柄のようなプロが運用する投資信託商品の中には「信託報酬」という保有中ずっとかかる手数料が含まれる場合があります。
その値として、例えば年率0.17%や0.33%などがあり、数字だけ見ると小さな差に思えます。しかし100万円を10年間保有した場合、その差はおよそ1.6万円分の手数料負担の違いになります(複利での資産増加は考慮せず、単純に手数料率の差だけで試算)。利回りが同じくらいの銘柄で迷ったときは、信託報酬の低さも判断材料に加えています。また、個別の会社1社に集中投資するのではなく、業界全体・複数銘柄に分散するのも意識しています。そうすることで、1社の業績悪化に資産全体が引きずられるリスクを抑えられます。

JREITと高配当株、どちらから始める?
このブログの「資産形成」カテゴリでは、JREIT ETFと個別の高配当株の両方を紹介しています。それぞれ向いている人が少し違うので、簡単に整理します。
| JREIT | 個別の高配当株 | |
|---|---|---|
| 分配金・配当利回りの目安 | 3~4%台が中心 | 3〜5%台 (銘柄により差が大きい) |
| 値動きの傾向 | 不動産市況・金利の影響を受けやすい | 会社ごとの業績や業界・景気動向の影響を受けやすい |
| 銘柄選びの手間 | 少ない(1本で分散されている) | やや多い(事業内容・業績を都度チェック) |
| 株主優待 | 基本的になし | ある銘柄も多い |
| 信託報酬 | 0.15~0.3%程度 | なし |
JREITが向いている人
1本で複数の不動産にまるごと分散投資できるので、「銘柄選びに時間をかけたくない」「1社の業績に左右されるのが不安」という方に向いています。分配金利回りが高めな銘柄が多いのも魅力です。
高配当株が向いている人
知っている会社・応援したい会社に投資したい方や、株主優待もあわせて楽しみたい方には個別の高配当株が向いています。銘柄ごとに事業内容や業績を調べる手間はありますが、その分「この会社を選んだ理由」を実感しやすいのが魅力です。
どちらか一方に絞る必要はなく、「土台はJREITで分散、株主優待や配当利回りが魅力的な会社があれば個別株を少し加える」という組み合わせ方を私はよく使います。銘柄タイプ別のより詳しい選び方は、また別の記事で掘り下げる予定です。まずは今回の4つの考え方を頭に置いたうえで、下の「最初の一歩」から気になる記事を読んでみてください。

NISAと組み合わせて考える
配当金・分配金投資は、新NISAの成長投資枠と特に相性が良い方法です。値上がり益はもちろん、配当金・分配金にかかる税金も非課税になるため、受け取った分をまるごと再投資や生活費に回せます。
「毎月いくら積み立てれば、将来どれくらいの配当・分配金が期待できるか」をイメージしたいときは、以下のシミュレーターも活用してみてください。
- 積立額から将来の資産額を試算 → つみたてシミュレーター
- 保有株数から受け取れる配当金を試算 → 配当金シミュレーター
- 将来、資産をどう取り崩していくかを試算 → 新NISA取り崩しシミュレーター
また、配当や優待は自分でも調べられますが、決算・増配・減配・優待の新設や変更といった最新の動きを一つずつ追いかけるのは、けっこう手間がかかります。プロが厳選した銘柄情報も参考にしながら投資先を考えたい方は、株情報サービス「旬の厳選10銘柄」をのぞいてみるのも一つの手です(※投資は最終的にご自身の判断・自己責任で)![]()
まとめ
今回は、私が資産形成で大事にしている4つの考え方と、J-REIT・高配当株それぞれの向き不向きを紹介しました。
- 値上がり益より、毎年・毎月の配当金・分配金という「お金の流れ」を重視する
- “毎月分配”の罠銘柄を狙うより、権利確定月がずれた良質な銘柄を組み合わせて実質毎月化する
- 株価の下落は狼狽売りせず、長期保有前提で買い増しのチャンスと捉える
- 信託報酬の低さと分散も意識して銘柄を選ぶ
- 銘柄選びに手間をかけたくないならJ-REIT、応援したい会社があるなら高配当株が向いている
最初の一歩を踏み出すなら
「結局どの記事から読めばいいの?」という方向けに、資産形成カテゴリの入り口になる記事をまとめました。
まずはこのブログで最も読まれているJ-REIT ETFの記事から見てみましょう。

J-REIT ETFを権利確定月ごとに比較して、実質毎月分配に近づける組み合わせ方は、こちらのハブ記事にまとめています。

個別の高配当株から入りたい方には、こちらの2本がおすすめです。


この他にも、資産形成カテゴリでは個別株・J-REITの記事を随時追加しています。気になる業界・銘柄があれば、カテゴリページからまとめてチェックしてみてください。
りんねのひとこと

投資のスタイルに正解はありませんが、「自分がどういう考え方でお金と向き合いたいか」を決めておくと、銘柄選びで迷いにくくなります。この記事が、みなさんなりの資産形成スタイルを見つけるきっかけになればうれしいです。
まだ証券口座をお持ちでない方は、口座開設や積立NISA・iDeCoの準備からはじめてみるのもおすすめです。松井証券ではじめるiDeCo![]()
ちなみに、こういった投資を始めて6年経過して幾ら資産が増えたのかも記事にしていますので、参考までにぜひご覧くださいませ!

書籍での勉強もおススメです。
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