秋になると黄金色の景色で満たされる箱根の名所があります。
「仙石原すすき草原」と呼ばれ、名前の通り、秋の七草の1つ”すすき”が辺りの草原一面を満たし黄金色の景色を見せてくれます。
今回は秋になると一度は訪れてほしい、箱根の仙石原すすき草原について解説します。
この記事を見て頂くと、箱根にある仙石原すすき草原について、その散策コースや駐車場の有無、料金、アクセスについて知ることが出来ます。
これから箱根を観光しようと思っている方におススメできる内容になっていますのでぜひ最後までご覧ください。
仙石原すすき草原とは
仙石原(せんごくはら、せんごくばら)は神奈川県足柄下郡(あしがらしもぐん)箱根町にあります。
その中でも、台ヶ岳の斜面に一面に群生したすすき草原は「かながわの景勝50選」や「かながわの花100選」の一つとして選ばれるほどの名所です。
そんな草原を歩いてみると、金時山や丸岳、乙女峠などの壮大な山々と美しい湿原によるファンタジー作品に登場するような幻想的な風景を見ることができます。
住所:〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原
電話番号:0460-85-5700(箱根町総合観光案内所)※午前9:00~午後5:45
すすき草原を楽しめる時期・見頃は?
すすき草原の見頃は一般的に9月の下旬から11月の下旬頃までです。
9月下旬から10月上旬だと、緑や銀の穂が入り混じったすすき草原の景色を楽しむことができます。
そして10月中旬から11月中旬は一番の見頃で、太陽の陽に当たって黄金色に輝くすすきの草原を楽しむことができます。
もちろん別の時期にも楽しむことができます。
例えば毎年3月中旬~下旬には雑木が増えるのを防ぐために山焼きが行われており、こちらも迫力ある姿を見せてくれます。
すすき草原の歩き方、所要時間
仙石原すすき草原の遊歩道は非常にシンプル。
入口から終点までの約700mの一本道をすすきに囲まれつつ進み、そのまま折り返して戻ってくるだけです。
所要時間は入口から終点まで歩いて往復しても約30分ほどと手頃な時間。
ちょっとしたお散歩気分ですね。
ただし遊歩道は砂利道で、坂道では足元が滑りますから歩く際は注意が必要です。
仙石原すすき草原へのアクセス
電車・バス
・箱根湯本駅から箱根登山バス桃源台線(T路線)で「仙石高原」バス停まで約30分
・新宿駅から小田急箱根高速バスで「仙石高原」バス停まで約2時間
「仙石高原」バス停からすすき草原の入口までは約2,3分です。
例年、10月上旬〜11月上旬の土・日・祝日には、箱根登山電車の強羅駅から桃源台までの間を1日数回ほど往復する臨時バス「仙石原すすきバス」が運行します。
すすき草原の見頃となる時期に合わせて運行してくれるのは嬉しいポイントですね。
車
<小田原方面>
宮ノ下で国道1号から国道138号線に入り仙石原方面に約15分ほど進み、「仙石原」交差点まで来たら左折し、元箱根方面へ道なりに進むとすすき草原に到着です。
<御殿場方面>
東名御殿場ICから国道138号線を箱根方面に約20分ほど進み、「仙石原」交差点まで来たら右折し、道なりに進むとすすき草原に到着です。
駐車場
すすき草原の見頃に合わせて、毎年臨時の駐車場が設けられます。
無料の駐車場を利用したい場合はすすき草原まで徒歩10分ほど必要になります。
また、駐車場によっては仮設トイレも設置されています。
トイレによっては紙がないので持参するのが吉です。
場所 | 仙石原浄水センター駐車場 |
所要時間 | 徒歩約15分 |
住所 | 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1246 |
利用期間 | 9月1日~11月30日まで |
営業時間 | 9:00~16:00 |
駐車料金 | 無料 |
場所 | 仙石原第1観光客臨時駐車場 |
所要時間 | 徒歩約10分 |
住所 | 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1246−1078 |
利用期間 | 9月1日~11月30日まで |
営業時間 | 9:00~16:00 |
駐車料金 | 無料 |
場所 | 箱根湿生花園駐車場 |
所要時間 | 徒歩約15分 |
住所 | 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原817 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
駐車料金 | 無料 |
収容台数 | 約100台(第1・第2駐車場) |
場所 | 高原ふれあい広場駐車場 |
所要時間 | 徒歩約3分 |
住所 | 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1246−289 |
利用時間 | 土日休日のみの場合有 |
備考 | 身体障害者専用、現地にてご確認ください |
※その他、近隣には民間の有料駐車場(約500円)もあります。
実際に散策してみた
今回は箱根湿生花園駐車場に車を停めて、すすき草原までやってきました。
入口はこんな感じ。無料で散策できます。
クマが出るかもしれない?とのことで念のため注意します。
そして足元も滑りやすいので気を付けましょう。
特別保護地区ですので、生物や植物の採取は禁じられています。
とっていいのは写真だけです。
入口にはこのように周辺の案内図があります。
すすき草原を散策し終わったら他の観光名所へ訪れてみましょう。
入口から左の見渡すと黄金の景色が一面にあります。
風になびく姿が美しいです。
右側を見ても同じことでした。
それにしても1本1本のすすきが大きい!
私の身長を超えるすすきも珍しくありません。
散策路の行き止まりです。
入口は人が多いですが、終点まで来る人はごくわずかです。
ぜひここから入口に向けての景色も写真に収めてみてくださいね。
帰り道です。
坂道を下っていきますが、砂利道なので足元が滑ります。
天気も良く、風に揺られる姿が最後の最後まで美しいすすき達でした。
周辺施設も楽しめます
周辺には湿生花園などの観光スポットや飲食店も充実しており、一日楽しむことが可能です。
飲食店
今回、私が昼食に訪れたのは「ごはんと板前料理 銀の穂」というお店。
すすき草原の入口から徒歩3分以内にありますので非常に気楽に伺うことができます。
四季を彩った釜めし・わっぱめしに一品料理などが豊富で非常に美味でした。
私が注文したのは山菜わっぱ飯の大盛。
これで1,540円に大盛料金+100円が代金です。
配膳されるまで約20~30分。
配膳されると料理について説明があり、召し上がり方なども丁寧に説明して頂けました。
観光地ということもあり値が少々張りますが、それだけの価値がある料理だと思います。
姉妹店の「そば処 穂し乃庵」も近くにあり、お蕎麦が食べたい方はこちらがお勧めです。
クレジットカードは使えませんのでご注意ください。
観光スポット
箱根湿生花園の駐車場に車を停めていたのもあり、すすき草原の後にそのまま湿生花園を観に行きました。
下の記事でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
仙石原エリアには他にも「箱根ガラスの森美術館」や「星の王子様ミュージアム」など美術館が数多くあります。
すすき草原だけではなく、こちらにもぜひお立ち寄りくださいね。
まとめ
今回は、神奈川県の箱根にある仙石原すすき草原について、アクセスや駐車場、その草原の雰囲気について解説しました。
特に秋の季節は素晴らしい黄金色の景色が広がりますので、近くに寄った際にはぜひ訪れてみてくださいね。
りんね☆のひとこと
一年を通して楽しめるすすき草原ですが、やはり秋がお勧めです。
他の季節だと箱根湿生花園の方が色んな花が咲いていて楽しいかもしれませんね。
また、仙石原は芸術関係の観光スポットが多いので、お年寄りの方が多いように思いました。適度に運動できますし、最適な場所なのかもしれません。
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