今回は「日本電信電話(9432)」の株について紹介します。
2023年7月より株式が25分割となったため、その際に1株当たりの価格が約4,200円から約170円へと、誰にでも投資がしやすくなった優良銘柄です。
通信事業に強みのある企業で、今後も安定的な収益が見込まれることから、累進配当を続けており、今後も増配が見込まれます。
この記事では、NTT株の配当金や株主優待に焦点を当てて、投資を考えている方々に向けて株式に関する情報や魅力について説明します。
・1株を200円以下で買える銘柄が欲しい方
・安定感のある株を買いたい方
・減配リスクの少ない、連続増配株が欲しい方
株式分割で投資しやすくなったので、投資初心者にもおススメですね。
株主還元も安定しており、今後も株価の上昇と増配が期待できる銘柄です。
日本電信電話(9432)について
日本電信電話(通称NTT)は、通信事業最大手のNTTグループの持ち株会社です。
携帯電話事業や、国内外の通信事業、ネットワークシステムやシステム・ソフトウェア開発などの通信分野の技術を始め、エネルギー事業にも携わっています。
なかでも通信分野の技術は、グループ企業の技術開発を超え、通信分野の学術研究やオープンソースソフトウェアにも大きな影響を与えています。
「NTTドコモ」や「NTT東日本・西日本」「NTTデータ」など、聞き馴染みのある方は多いと思います。
株式に関する情報
日本電信電話(NTT)の株式情報は下記のようになっています。
株価(2024年12月01日時点) | 153.4円 |
1株あたりの配当(年間合計) | 5.2円 |
優待取得必要株数 | 100株 |
配当利回り(配当÷株価) | 3.39% |
権利確定日 | 配当:3,9月末日 優待:3月末日 |
配当金について
日本電信電話(NTT)は、最も重要な経営課題の1つとして株主還元の充実を掲げており、継続的な増配や機動的な自己株式取得の実施を基本的な考え方としています。
そんな配当金は増配を続け、2003年から2023年までで配当金額は10倍にまで上昇しました。
2024年度の配当金は年2回の合計で1株当たり5.2円(2024年9月末の中間配当が2.6円、2025年3月末の期末配当が2.6円予定)です。
つまり、配当利回りは1株あたりの年間配当5.2円÷株価153.4円=3.39%と計算できます。
連続増配をしている歴史が伺えますね。
この記事を書いている時には株価が下がっており、配当利回りが約3%以上となっています。
累進配当を続けており、今後も増配が期待できるので、長期保有目的で持ち続けたいと思っています。
なお、株主還元方針や配当金の推移は公式HPに記載されています。
配当金はいつ届く?
NTTの配当金権利日は3月末と9月末になります。
その日までに株を持っていると、株式数に応じて配当金が手に入ります。
しかし、すぐに口座へ振り込まれるわけではありません。
2024年9月末に権利を得た配当金が実際に振り込まれたのは、11月29日でした。
また、過去の権利獲得日と振込日の関係は下記です。
・2024年3月末:2024年6月21日
・2023年9月末:2023年12月18日
つまり、約2~3か月の遅れがあります。
権利日を迎えてもすぐに配当金が手に入るわけではなく、権利日に権利獲得者の情報が株主名簿に登録処理をされるので、実際に振り込まれるのはもっと遅くなるのです。
また、下の画像は2023年12月18日に郵送されてきた配当金計算書です。
配当金が振り込まれる際に同じ用紙が毎回送られてきます。
2024年の9月時点では、特定口座で500株、NISA口座で1,000株保有していました。
なので、今回の配当金は全部で3,900円。
特定口座の税金約20%分を差し引いた3,636円が手元に残りました。
株式優待について
NTTは基準日(毎年の3月末)までに100株以上保有する株主に対し、株主優待の権利を与えています。
優待内容はdポイントの進呈なのですが、下記のように継続保有期間により獲得ポイント数は変化します。
- 2年以上3年未満 (株主名簿登録日が2020年4月1日~2021年3月31日の株主):1,500ポイント
- 5年以上6年未満 (株主名簿登録日が2017年4月1日~2018年3月31日の株主):3,000ポイント
残念ながら、同一の株主番号で得られる最大ポイントは4,500ポイントと制限があるので、その点は要注意。
なお、より詳しい情報はNTTの公式HPを参照してください。
配当利回りも悪くないのに、制限付きとはいえdポイント数も貰えるので非常にお得です。
ちなみに私はまだ条件を満たしていないので、今回は株主優待が来ません。
株主優待はいつ届く?
3月末に株主優待の権利を獲得すると、保有期間に応じてdポイントを入手できます。
とはいえ、こちらも配当金と同様で、すぐに入手できるわけではありません。
毎年6月末ごろに送付される配当関係書類に専用サイトへのID/PASSが同封されているので、その情報を使って、dポイントの進呈先のアカウント情報を記載する必要があります。
期間内に、規定されたエントリー方法でのエントリーが必要です。
ログインIDやパスワードを紛失した場合、期限内に窓口で申請をすれば再発行が可能です。
詳しくは公式HPのdポイント進呈関連のQ&Aをご覧ください。
まとめ
今回は「日本電信電話(NTT)」の株について紹介しました。
日本電信電話は通信事業最大手のNTTグループの持ち株会社です。
携帯電話事業や、国内外の通信事業、ネットワークシステムやシステム・ソフトウェア開発などの通信分野の技術を始め、エネルギー事業にも携わっています。
収益は大変安定しており、今後も安定して配当金が得られると思われる銘柄です。
2023年7月より株式分割が行われ、1株あたりの金額が僅か数百円となったことで、誰にでも投資がしやすくなった優良銘柄です。
長期保有向けに株主優待も実装されており、100株以上を基準日(3月末基準)で2年以上保有しているとdポイントを受け取ることができます。
残念ながら同一の株主番号で得られる最大ポイント数は4,500ポイントまでですが、非常にお得な優待なので、積極的に狙っていきたい銘柄です。
株主優待もありますが、増配傾向も続いていることから、今後も株価と配当金の上昇が期待でき、インカムゲインとキャピタルゲインの両方を狙える銘柄です。
株式の25分割が大変インパクトが大きく、個人投資家が大変手を出しやすくなりました。
株初心者にもおススメだと思います。
りんね☆のひとこと
25分割後は200円程度の株価でしたが、2024年12月1日時点では約150円となっています。
株価が低く、業績や配当利回りが安定していることから新NISAの成長投資枠で購入している人も多いと思います。株価が低く、心配している方も多いと思いますが、長期的には上昇すると見込んでいるので、長期保有で良いと思います。
無理のない範囲でぜひ皆様も素敵な配当金・株主優待生活を送ってくださいね。
ちなみに、こういった投資を始めて5年経過して幾ら資産が増えたのかも記事にしていますので、参考までにぜひご覧くださいませ!
私が投資を学ぶのに使った書籍なども紹介しておきます。
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