毎月のように分配金が振り込まれて、そのお金で好きなことをして暮らす——そんな「分配金生活」に憧れる方は多いですよね。
このブログでは、決算月のちがうJ-REIT ETFを組み合わせて受け取り月を増やす方法をこれまで紹介してきました。実は「3・6・9・12月」に分配金がもらえる銘柄は、以前紹介したiFreeETF 東証REIT指数(1488)で既にカバー済みです。
今回紹介する「MAXIS Jリート上場投信」、証券コード1597も、実は同じ3・6・9・12月に分配金がもらえる銘柄。つまり1597は「新しい月を埋める」銘柄ではなく、1488と同じ枠を狙える、もう1つの選択肢です。運用会社も信託報酬も違うので、どちらを選ぶか・両方持つ意味はあるのかを比べてみました。

既に私が保有しているiFreeETFと同じ月に分配金が貰えるようになるため、今回はiFreeETFとの比較を主にしました。
・iFreeETF 東証REIT指数(1488)との違い・コスト差を知りたい方
・MAXIS Jリート上場投信の分配金・利回り・振込月を知りたい方
MAXIS Jリート上場投信(1597)とは
そもそもJ-REITとは
REIT(リート)とは、投資家から集めたお金で複数の不動産を購入する投資信託です。その家賃収入や売却益が投資家に分配される、不動産に特化した仕組みですね。運用のプロが物件を厳選し、分散投資でリスクを抑えています。特に日本の不動産を対象としたものをJ-REITと呼びます。

不動産投資は高額で手が出しにくいですが、REITなら少額から”大家さん気分”で不動産に投資できます。
MAXIS Jリート上場投信はどんなETF?
MAXIS Jリート上場投信は、東京証券取引所に上場するJ-REIT全体の値動きを示す「東証REIT指数」に連動することを目指すETF(上場投資信託)です。運用しているのは三菱UFJアセットマネジメントで、1本買うだけで日本の主要なREIT全体にまるごと分散投資できるのが魅力です。
分配金の基準日は3・6・9・12月。これまで紹介してきた1343(2・5・8・11月)や2556・1595(1・4・7・10月)とは月がひとつずつズレていますが、実は同じ3・6・9・12月に分配金がもらえるiFreeETF 東証REIT指数(1488)を既に紹介済みです。1597は、その1488と同じ枠を狙う競合・代替の関係になります。
1597の商品に関する情報
そんな1597の基本情報は、下記のとおりです(株価は2026年7月15日時点)。
| 証券コード | 1597 |
| 名称 | MAXIS Jリート上場投信 |
| 連動する指数 | 東証REIT指数 |
| 運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
| 株価(2026年7月15日時点) | 1,908円 |
| 1株あたりの配当(年間合計) | 88.0円 |
| 分配金利回り(分配金÷株価) | 約4.61% |
| 信託報酬(税込・年率) | 0.1595% |
| 分配月 | 3,6,9,12月の各8日 |
| 売買単位 | 1口 |
分配金利回りは、直近1年の分配金88円÷株価1,908円 で約4.61%と計算しています。銀行預金とは比べものにならない水準で、J-REIT ETFらしい高い利回りですね。
なお、分配金は毎回同じ額ではなく、家賃収入などによって変動します。
本銘柄は3月と9月の分配金が少し多めになることが特徴ですね。
その時々の運用状況によって上下する点は覚えておきましょう。
| 決算日 | 分配金 |
| 2026/06/08 | 13.0円 |
| 2026/03/08 | 33.0円 |
| 2025/12/08 | 14.0円 |
| 2025/09/08 | 28.0円 |
| 2025/06/0 | 13.5円 |
| 2025/03/08 | 30.2円 |
同じ3,6,9,12月のiFreeETFと比べてみた
MAXIS JリートとiFreeETFは、分配月が完全に同じ「3,6,9,12月」タイプです。だからこの2本を両方持っても、分配を受け取れる月は増えません。まずは正直に、2本を並べて比較してみます。
| 1597(MAXIS) | 1488(iFreeETF) | |
| 運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント | 大和アセットマネジメント |
| 信託報酬(税込・年率) | 0.1595% | 0.1705% |
| 分配金利回り(記事作成時点) | 約4.61% | 約4.64% |
| 分配月 | 3・6・9・12月 | 3・6・9・12月 |
信託報酬(保有中ずっとかかるコスト)は1597の方がわずかに低く(差は0.01ポイント程度とごくわずか)、逆に直近の分配金利回りは1488の方がやや高めですが、ほとんど差は無しという結果でした。

同じJREIT ETFで配当利回りがほとんど同じなら信託報酬が低い方が有利なので、MAXISの方が優れているかもしれません。
運用会社を分けておきたい方は、あえて両方を少しずつ持つという考え方もあります。
分配金の振り込み月はいつ?
MAXIS Jリートの分配金は、3,6,9,12月の各8日が基準日です。ここで分配金を受け取る権利が確定し、実際に証券口座へ振り込まれるのは、そこからおおむね1か月〜1か月半ほど後になります。
たとえば6月8日が基準日なら、実際の入金は7月の中旬~下旬ごろ、というイメージです。年4回、3か月おきに入金があります。1488の基準日(各4日)とは4日ずれているだけで、実質ほぼ同じタイミングと考えて良さそうです。
既存ラインナップと組み合わせる場合
当ブログでは、決算月のちがうJ-REIT ETFを組み合わせて分配を受け取る月を増やす方法を紹介してきました。
ちなみに私が組み合わせている銘柄は2,5,8,11月のNF・東証REIT指数(1343)、1,4,7,10月のOne ETF(2556)・NZAM(1595)、そして3,6,9,12月のiFreeETF(1488)です。この3種類を組み合わせると、基準日ベースで1月から12月まで、すべての月でどこかしらの分配金の権利が確定する形になります。詳しい組み合わせ方は、こちらのハブ記事にまとめています。

この組み合わせの中で、1488の代わりに1597を選ぶという使い方ができます。分配を受け取れる月は変わりませんが、信託報酬をわずかに抑えたい方や、運用会社を分散させておきたい方には選択肢になります。それぞれの銘柄は、以下の記事でも詳しく紹介しています。





ただし、実際に証券口座へ振り込まれるのは基準日から1〜1.5か月ほど後になるため、「振り込まれる月」で見ると多少前後します。分配金カレンダーを作るときは、基準日ではなく実際の入金予定月で並べてみることをおすすめします。
「毎月いくら受け取れるようになりたいか」から逆算して必要な口数を考えたいときは、シミュレーターも役立ちます。
▶ つみたてシミュレーターで将来の金額をチェックする
▶ 配当金シミュレーターでもらえる配当金額をチェックする
また、配当や優待は自分でも調べられますが、決算・増配・減配・優待の新設や変更といった最新の動きを一つずつ追いかけるのは、けっこう手間がかかります。プロが厳選した銘柄情報も参考にしながら投資先を考えたい方は、株情報サービス「旬の厳選10銘柄」をのぞいてみるのも一つの手です(※投資は最終的にご自身の判断・自己責任で)![]()
まとめ
今回は、東証REIT指数に連動するJ-REIT ETF「MAXIS Jリート上場投信」(1597)を、既に紹介済みの「iFreeETF」(1488)と比較しながら紹介しました。
- 1597の分配月は3,6,9,12月で、既に紹介済みの1488と完全に同じ枠。2本を両方持っても分配を受け取れる月は増えない
- 信託報酬は1597が0.1595%・1488が0.1705%と1597がわずかに低コスト。分配金利回りはほぼ同等。
- 1343(2,5,8,11月)+2556・1595(1,4,7,10月)+1488(3,6,9,12月)の組み合わせで、既に基準日ベースの12ヶ月カバーは完成している。1597はその1488の置き換え・代替候補という位置づけ
「コストを少しでも抑えたい」「運用会社を分散させておきたい」という方には1597も選択肢になりますが、「6月・12月に分配がもらえる銘柄を新しく探している」という方には、既に1488が同じ役割を果たしていることを知っておいてもらえればと思います。
こうしたコツコツ型の資産形成は、税制優遇のあるiDeCoとも相性が良いです。手数料の安さで選ぶなら、松井証券ではじめるiDeCoもあわせて検討してみてくださいね
。
りんね☆のひとこと

今保有しているiFreeETFも良い銘柄なのですが、今回調査していると、同じような利回りでより信託報酬が低い今回の銘柄を発見できました。
同じような利回りであれば信託報酬が低いMAXIS Jリートは投資対象として検討しても良いかと考えています。
ちなみに、こういった投資を始めて6年経過して幾ら資産が増えたのかも記事にしていますので、参考までにぜひご覧くださいませ!

書籍での勉強もおススメです。
コメント